2007年12月11日 星期二

多田 道太郎

多田 道太郎(ただ みちたろう、1924年12月2日 - 2007年12月2日)は、日本フランス文学者評論家


仏文学から現代風俗まで論評、多田道太郎さん死去
 仏文学者で、日本文化、現代風俗など領域を超えて研究した京都大名誉教授の多田道太郎(ただ・みちたろう)さんが、2日死去した。83歳だった。告別式は近親者で営む。

 京都市生まれ。仏文学者の桑原武夫氏率いる京都大人文科学研究所で、詩人ボードレールらの共同研究に取り組んだ。雑誌「思想の科学」の編集にも携わり、1976年に結成した「現代風俗研究会」では、それまでほとんど研究の対象にならなかったファッション、旅行、テレビ、漫画などの風俗現象を通して、社会の深層を読み解くなど、知的好奇心と遊び心に満ちた評論活動を展開した。
 78年、共編の「クラウン仏和辞典」で毎日出版文化賞、99年、「放火」をキーワードに古今の文学作品を分析した「変身 放火論」で伊藤整文学賞、2004年に京都府文化賞特別功労賞を受賞。他の著書に「複製芸術論」「しぐさの日本文化」「遊びと日本人」など。「道草」の号で俳句もたしなんだ。
(2007年12月4日20時35分 読売新聞)

著作

複製芸術論 勁草書房, 1962 のち講談社学術文庫
管理社会の影 複数の思想 読売新聞社, 1971
しぐさの日本文化 筑摩書房, 1972
遊びと日本人 筑摩書房, 1974 のち講談社学術文庫
物くさ太郎の空想力 冬樹社, 1978
風俗学 路上の思考 筑摩書房, 1978 のち文庫
日本語の作法 潮出版社, 1979 のち朝日文庫
自分学 朝日出版社, 1979 (ロバの本)
ことわざの風景 講談社, 1980
文章術 潮出版社, 1981 のち朝日文庫
本棚の風景 潮出版社, 1981
身辺の日本文化 日本人のものの見方と美意識 講談社, 1981
ことばと響き 対談集 筑摩書房, 1982
おひるね歳時記 筑摩書房, 1993
多田道太郎著作集 全6巻 筑摩書房, 1994
変身放火論 講談社, 1998
新選俳句歳時記 潮出版社, 1999 (潮ライブラリー)
からだの日本文化 潮出版社, 2002
多田道太郎句集 芸林書房, 2002

共編著
マンガの主人公 作田啓一,津金沢聡広 至誠堂新書, 1965
日本の美学 安田武共編 風濤社, 1970
大衆文学の可能性 尾崎秀樹 河出書房新社, 1971
動詞人間学 作田啓一 講談社現代新書, 1975
南アメリカ紀行 街角の文明考 上田篤 サンケイ出版, 1976
暮らしを考える 橋本峰雄共編 ぎょうせい, 1977
日本語と日本文化 共著 朝日新聞社, 1978
日本の美学 安田武共編著 ぺりかん社, 1978
『「いき」の構造』を読む 安田武対談 朝日選書, 1979
食の文化 共著 講談社, 1980
関西 谷崎潤一郎にそって 安田武 筑摩書房, 1981
空間の原型 上田篤,中岡康介共編 筑摩書房,1983
ボードレール「悪の花」註釈 京都大学人文科学研究所, 1986
変貌する日本人 鶴見俊輔 三省堂, 1986
流行の風俗学 編 世界思想社, 1987
日本語グラフィティ ことばの考現学 谷川俊太郎 河出書房新社, 1987
ボードレール詩の冥府 京都大学人文科学研究所 筑摩書房, 1988
阪神観 「間」の文化快楽 共編著 東方出版, 1993
人の心と自然環境 カタログハウス, 1998
環境文化を学ぶ人のために 世界思想社, 2000
立ち話風哲学問答 加藤典洋,鷲田清一 朝日新聞社, 2000
時代小説の愉しみ 小沢信男,原章二 平凡社新書, 2001

[編集] 翻訳
死の都ブリュージュ ジョルジュ・ロダンバツク 黒田憲治共訳 思索社, 1949
美学入門 レーモン・ルフェーブル 理論社, 1955
世界の名著 第37 フランス革命史 ジュール・ミシュレ 桑原武夫,樋口謹一共訳 中央公論社 1968 のち中公文庫
遊びと人間 ロジェ・カイヨワ 塚崎幹夫共訳 講談社, 1971 のち学術文庫
みっともない人体 バーナード・ルドフスキー 加藤秀俊共訳 鹿島出版会, 1979
ジェスチュア シグサの西洋文化 デズモンド・モリス 奥野卓司共訳 日本ブリタニカ, 1981 のちちくま学芸文庫
「悪の花」註釈 シャルル・ボードレール 平凡社, 1988

ボードレール『悪の華』酒詩篇註釈多田道太郎他人文學報第55號(1983年9月)

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