宮崎 学(みやざき まなぶ、1945年10月25日 - 2022年3月30日)は、日本の評論家・ノンフィクション作家・小説家。京都府京都市伏見区深草福稲高松町生まれ[1]。
1996年10月、南風社より、自らの経歴を記した『突破者』を発表し、小版元からの出版で、広告宣伝をしなかったが[2]、1997年夏時点で15万部を出版する[3]。以来「元アウトローの作家(文化人)」ではなく「作家の看板をあげたアウトロー」の「生活者」と称する[4]。2005年には英語版『TOPPA MONO』も翻訳出版された。
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Toppamono is a Japanese phrase for someone who pushes ahead regardless. Miyazaki Manabu has been doing just that for the last sixty-one years -- regardless of the law, regardless of social convention, and now, alas, regardless of his readers' patience. Eighty-plus pages describing the student riots of the 1960s are used mostly to recount how the writer charged around Tokyo hitting people over the head with lumps of wood. Coming early in the 460-page book, this section presents a strong disincentive to finish it. But that's a pity, because there's some fascinating stuff later.
Shot, stabbed, and beaten, Miyazaki Manabu somehow emerged intact from his first fifty years to put his astonishing life story down on paper. Born the son of a yakuza boss in 1945, he grew up in a household of gang members and social misfits before his conversion to Marxism launched him into the violent world of 1960s student radicalism. After dropping out of university and spending a brief sojourn in South America, he became a reporter on a fast-rising weekly magazine. Called back home to Kyoto to take over the family demolition business, he was plunged into a maelstrom of bankruptcy and debt, forcing him to raise funds however he could. Along the way, he became the chief suspect in one of Japan's most sensational criminal cases----still unsolved----before getting caught up in the crazy years of Japan's bubble economy, when land speculators tipped their favorite bar hostesses millions of yen and Dom Perignon flowed like water. More than just one man's incredible story, unflinchingly told, Toppamono is a sophisticated analysis of Japan's postwar half-century that will astound and enlighten. Devastatingly critical of banks and bureaucrats, questioning of Japan's understanding of democracy, and cogent on the role played by the yakuza in Japanese society, this underground best-seller, first published in 1996, will keep you enthralled until the very last page.
著書[編集]
- 『突破者 戦後史の陰を駆け抜けた五〇年』南風社 1997 のち幻冬舎アウトロー文庫,新潮文庫
- 『バトルトーク突破者』同時代社 1997 「喧嘩の極意」幻冬舎アウトロー文庫
- 『突破者それから』徳間書店 1998 「地上げ屋 突破者それから」幻冬舎アウトロー文庫
- 『突破者烈伝』筑摩書房 1998 のち幻冬舎アウトロー文庫
- 『不逞者』角川春樹事務所 1998 のち幻冬舎アウトロー文庫
- 『「幇」という生き方-「中国人マフィア」日本人首領の記』徳間書店、1999年 「アジア無頼 「幇」という生き方」文庫
- 『カネに死ぬな掟に生きろ』徳間書店, 1999 のち文庫
- 『血族 アジア・マフィアの義と絆』幻冬舎 1999 のちアウトロー文庫
- 『地獄への道はアホな正義で埋まっとる』太田出版 1999
- 『突破者の母 グレートマザー』青林工藝舎 1999 のち徳間文庫
- 『突破者の条件』1999 幻冬舎アウトロー文庫
- 『神に祈らず 大杉栄はなぜ殺されたのか』飛鳥新社 2000
- 『突破者流・勝ち残りの鉄則』ダイヤモンド社 2000
- 『涙を忘れた日本人のために』小学館 2000 「突破者入門」角川文庫
- 『「反・市民」講座 資本主義を生き抜く行動学 対談集』リトル・モア 2000
- 『海賊』毎日新聞社 アジア・ノワール 2001
- 『小倉の極道謀略裁判』太田出版 2001
- 『突破論 トラブルを逆手にとれ』光文社カッパ・ブックス 2001
- 『近代の奈落』解放出版社 2002 ISBN 4-7592-4113-2 のち幻冬舎アウトロー文庫
- 『鉄 極道・高山登久太郎の軌跡 突破者異聞』徳間書店, 2002
- 『こんな国は捨てよう』ウェイツ 2002
- 『「正義」を叫ぶ者こそ疑え』ダイヤモンド社 2002
- 『地下経済 この国を動かしている本当のカネの流れ』青春出版社 プレイブックスインテリジェンス 2002
- 『ハンパな人生論より極道に学べ』青春出版社 2002
- 『叛乱者グラフィティ』朝日新聞社 2002
- 『マリコtake off! アジアを駆け抜けた"戦場のヌードダンサー"マリコの半生』明月堂 2002
- 『宮崎学の兵法』サンマーク出版 2002
- 『突破者流「殺し」のカルテ 動機と時代背景から読み解く殺人者の心の暗部』日本文芸社 2003
- 『民主主義の原価』講談社 2003
- 『警察官の犯罪白書』幻冬舎 2004
- 『愚者から愚民へ』スパイス, 2005
- 『法と掟と 頼りにできるのは、「俺」と「俺たち」だけだ!』洋泉社 2005 のち角川文庫
- 『万年東一』角川書店, 2005 のち文庫
- 『耐震強度偽装問題ワルの本丸を暴く!』ぶんか社 2006
- 『突破流・実践ヤクザ式対話術』白夜書房 2006
- 『六代目山口組司忍組長と小泉純一郎首相にケンカを学ぶ』太田出版 2006
- 『右翼の言い分』アスコム, 2007
- 『近代ヤクザ肯定論 山口組の90年』筑摩書房 2007 のち文庫
- 『警察の闇愛知県警の罪』アスコム, 2007
- 『その男、保釈金三億円也。』田中森一監修 扶桑社 2008
- 『ヤクザと日本 近代の無頼』2008 ちくま新書
- 『上場企業が警察に抹殺された日』扶桑社 2009
- 『談合文化論 何がこの国の「社会」を支えるのか』祥伝社 2009
- 『続・突破者』同時代社, 2010
- 『白狼伝』毎日新聞社 2010
- 『暴力団追放を疑え』ちくま文庫 2011
- 『「自己啓発病」社会』祥伝社新書 2012 のち文庫
- 『ヤクザに弁当売ったら犯罪か?』ちくま新書, 2012
- 『橋下維新の挑戦とアンシャン・レジーム』にんげん出版モナド新書, 2013
- 『異物排除社会ニッポン』双葉新書, 2014
- 『ヤクザとテロリスト工藤會試論 難民化する「暴力団」、暴力装置化する国家』イースト・プレス 2015
- 『山口組と日本 結成103年の通史から近代を読む』祥伝社新書, 2018.8
共編著[編集]
- 『土壇場の経済学』青木雄二共著 南風社 1998 のち幻冬舎アウトロー文庫
- 『突破者の本音 残滓の思想』鈴木邦男共著 青谷舎 1999 のち徳間文庫
- 『敗者復活! リストラ社員の大逆襲』設楽清嗣共著 幻冬舎、1999 のち朝日文庫
- 『17歳のバタフライナイフ 突破者犯罪を語る』別役実共著 三一書房労働組合 2000
- 『生きる力』梁石日共著 柏書房 2000
- 『オウム解体 宮崎学VS上祐史浩』[38]雷韻出版 2000
- 『グリコ・森永事件 最重要参考人M』大谷昭宏共著 幻冬舎 2000 のちアウトロー文庫
- 『ぼくたちが石原都知事を買えない四つの理由。』姜尚中共著 朝日新聞社 2000
- 『中坊公平的正義とは』佐高信共編著 思想社 2001
- 『任侠事始め』溝下秀男共著 太田出版 2001
- 『警察はここまで腐蝕していたのか 警察トップの使用者責任とやくざ組織幹部の使用者責任を論じる』編著 洋泉社 2004
- 『獄楽記』上高謙一共著 太田出版, 2004
- 『殺人率 日本人は殺人ができない! 世界最低殺人率の謎』大谷昭宏共著 太田出版 2004
- 『「同和利権の真相」の深層』呉智英、角岡伸彦、斎藤貴男、秋山良、森達也、和田献一共著 解放出版社編 解放出版社 2004
- 『安倍晋三の敬愛する祖父岸信介』近代の深層研究会共著 同時代社 2006
- 『国家の崩壊』佐藤優対談 にんげん出版 2006 のち角川文庫
- 『日本と戦う』鈴木宗男,西部邁共著 講談社 2006
- 『必要悪 バブル、官僚、裏社会を生きる』田中森一共著 扶桑社 2007
- 『大恐慌を生き残るアウトロー経済入門』門倉貴史共著 2008 扶桑社新書
- 『法か、掟か』大谷昭宏共著 ゴマブックス ゴマ文庫 2008
- 『松崎明秘録』松崎明対談 同時代社 2008
- 『「暴力団壊滅」論 ヤクザ排除社会の行方』猪野健治共編 筑摩書房 2010
- 『ラスト・ファミリー 激論田岡由伎×宮崎学』角川書店 2010
- 『日本共産党vs. 部落解放同盟』筆坂秀世共著 にんげん出版 2010
- 『世界を語る言葉を求めて 3.11以後を生きる思想』辻井喬共著 毎日新聞社 2011
- 『日本人のための新「幸福論」』田原総一朗,佐藤優共著 三笠書房 2012
- 『あえて暴力団排除に反対する』辻井喬,西部邁,下村忠利共著 同時代社 シリーズおかしいぞ!暴力団対策 2012
- 『メルトダウンする憲法・進行する排除社会 暴排条例と暴対法改訂の「いま」』編著 田原総一朗ほか 同時代社 シリーズおかしいぞ!暴力団対策 2012
- 『「殺しあう」世界の読み方』佐藤優共著 アスコム 2015
- 『戦争と革命と暴力 平和なき時代の世界地図』佐藤優共著 祥伝社 2015
- 『「暴走する」世界の正体 最強論客が読み解く戦争・暴力・革命』佐藤優共著. SB新書, 2017.11
- 『ヤクザと東京五輪2020 巨大利権と暴力の抗争』竹垣悟共著. 徳間書店, 2018.12
漫画原作[編集]
映像化[編集]
論文[編集]
- 国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所.2010-05-12閲覧。
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